Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

1980s

Solstice 「Brave New World」

イギリスのロックバンド Solstice が1984年に発表した1stアルバム Silent Dance に収録の曲。 私が持っているCDは1991年にリイシューされたものなので、買ったのもそれより後で全然リアルタイムではないのですが(というかこんなイギリスのインディーズバン…

Kate Bush 「Jig of Life」

1985年にリリースされたKate Bushのアルバム Hounds of Love は、「Running Up That Hill」や「The Big Sky」などのヒット曲を含む、彼女の作品の中でも最も売れたアルバムなのですが、このアルバムは2つのパートに分かれていて、ビートを強調したポップな "…

a-ha 「Stay On These Roads」

先日YouTubeをチェックしていたら、a-haの新曲に出会いました。10月にリリース予定のアルバム True North に収録される曲「I’m In」。 www.youtube.com 私は1980年代のa-haしか知らないので、本当に久しぶりにa-haのMorten Harketのヴォーカルを聴いたのです…

Mike Oldfield アルバム紹介 その12:Earth Moving

前作アルバム Islands がアメリカでも販売されて、それなりの結果を得たVirgin Recordsとしては、ヴォーカル中心のアルバム制作をMike Oldfieldに要請したと思われます。Oldfield自身はたぶん乗り気ではなかったんだと思いますが、Virgin側がおだてたのか脅…

Dire Straits 「Tunnel of Love」

Dire Straitsも好きなアーティストでした。Dire Straitsといえば、メガヒットとなったアルバム Brothers In Arms が有名なのですが、個人的にはその前作 Love Over Gold が一番好きなアルバムです。 でも今回紹介するのは、さらにその一つ前のアルバム Makin…

Mike Oldfield アルバム紹介 その11:Islands

Mike Oldfield / Islands 1. Wind Chimes (Part One and Part Two)2. Islands3. Flyng Start4. North Point5. Magic Touch6. The Time Has Come7. When The Nights on Fire 1987年に発表された Mike Oldfield の3年振りのアルバムは、22分に及ぶ大作1曲と6曲…

Jon Anderson 「Olympia」

YES(あ、元YESかな)のヴォーカル、 Jon Anderson が1982年に発表したアルバム Animation の1曲目に収録されているのがこの曲。 www.youtube.com 私はこのアルバムをアナログ盤で持っていたのですが、輸入盤だったので歌詞が記載されていませんでした。なの…

Suzanne Vega 「Cracking」

1980年代の前半は、購入したレコードについて手書きのリストを作っていて、今でも何故か持ってます。 それを見ると、Suzanne Vegaの1985年リリースのデビューアルバムを買ったのは1986年の春頃で、ちょうどその頃、The Dream AcademyやAztec CameraやClannad…

Mike Oldfield アルバム紹介 その10.5:「Pictures in the Dark」「Shine」、The Complete Mike Oldfield

今回は番外編ということで。 1984年に Discovery と The Killing Fields の2作のアルバムを制作したOldfieldは、ライブツアー終了後、1987年のアルバム Islands の発表までしばらく休養期間に入ります。この期間、新曲としてはシングル「Pictures in the Dar…

Nick Mason & Rick Fenn 「Lie for a Lie」

Pink Floyd のドラマー Nick Mason と 、当時10ccのメンバーであったギタリスト Rick Fennによるコラボレーションアルバム Profiles(1985年発表)からシングルカットされた1曲。Rick Fennは、一時期Mike Oldfieldのバンドメンバーとしても参加して「Family …

Mike Oldfield アルバム紹介 その10:The Killing Fields - Original Film Soundtrack

アルバム Discovery のレコーディングのためにスイスへ移住する前に、Oldfieldはすでに映画「The Killing Fields」のサウンドトラックの話を受けていて、曲の制作は進んでいたようです。 Mike Oldfield / The Killing Fields - Original Film Soundtrack Pra…

Mike Oldfield アルバム紹介 その9:Discovery

Mike Oldfieldにとって1984年は自身のミュージシャン人生において一番忙しかった年だったと、アルバム Discovery のリイシュー盤のライナーノーツに記載されています。前年のアルバム Crises とシングル「Moonlight Shadow」の欧州での大ヒットを受け、各地…

Pink Floyd 「The Final Cut」

Pink Floydの1983年のアルバム The Final Cut は、バンドのコンセプトメーカーだった Roger Waters の個人的体験、第二次大戦で戦死した父親への想いに基づくプライベート色の濃いアルバムで、かつ、キーボード奏者のRick Wrightも不在のレコーディングだっ…

Vangelis 「Main Theme from "Missing"」

Vangelisの作品は、1980年代中頃までのアナログシンセで曲を作っていた頃のものしか聴いていないので、好きな曲もそれらの作品群からしか選べないのですが、個人的に頭に浮かぶことが多いのがこの曲。1982年のアメリカ映画「ミッシング」のテーマ曲です。(…

Sally Oldfield 「A Million Light Years Away From Home」

Sally OldfieldはMike Oldfieldの6つ年上の姉で、シンガーソングライターとして1978年にアコースティックなフォーク調の作風のアルバム Waterbearer でソロデビューしました。Mike Oldfieldの初期の作品ではコーラスとして参加していますが、ソロでの作品で…

Mike Oldfield アルバム紹介 その8:Crises

アルバム Tubular Bells でのデビューから10年を迎えた1983年に、Mike Oldfieldがリリースしたアルバムがこの Crises です。 Mike Oldfield / Crises Crises Moonlight Shadow In High Places Foreign Affair Taurus 3 Shadow On The Wall 前作 Five Miles O…

Roger Hodgson 「Give Me Love, Give Me Life」

Supertrampを脱退したRoger Hodgsonが1984年に発表したソロアルバム In The Eye of The Storm は、ドラム以外の大部分の楽器をHodgson自身が演奏して制作したアルバムで、楽曲的にも捨て曲無しの充実した作品群だと思っています。 Roger Hodgson / In The Ey…

Manfred Mann's Earth Band 「Runner」

南アフリカ出身のキーボード奏者 Manfred Mann 率いるロックバンド、Manfred Mann's Earth Band (以下、MMEB)の1984年のヒット曲がこの「Runner」。ちょうど1984年のロサンゼルスオリンピックの開催時期をターゲットにリリースしたようで、ビデオクリップ…

Hooters 「Karla with a K」

Hootersは1980年代中盤から後半にかけて人気があったアメリカのロックバンドで、マンドリンやアコーディオンなどの普通のロックバンドでは使わないトラディショナルな楽器をフィーチャーしたサウンドが特徴でした。 「Karla with a K」が収録された1987年の…

Mike Oldfield アルバム紹介 その7:Five Miles Out

1980年代初期、Mike Oldfieldはヨーロッパ各地でコンサートを精力的に実施していましたが、アルバム QE2 発表後に行われた「Europian Adventure」ツアーでは、以前より参加ミュージシャンを減らして、コンパクトなバンドスタイルでのコンサートを行っていま…

Vangelis 「Chariots of Fire」

1981年のイギリス映画「Chariots of Fire(邦題:炎のランナー)」のサントラ盤は、シンセサイザー奏者で作曲家であるVangelisによる作品。テーマソングがシングルでもヒットしたこともあって有名なアルバムだと思います。 このアルバム、アナログ盤でいうと…

Barclay James Harvest 「Kiev」

Barclay James Harvest (以下 BJH)のWEBサイトには、彼らの作品全曲の歌詞とコメントが掲載されています。 これによれば、1987年のアルバム Face To Face に収録されたこの曲は、1986年に起きたウクライナ(当時はソビエト連邦)のチェルノブイリ原発事故に…

The Dream Academy 「Power To Believe」

1985年のヒット曲「Life in A Northern Town」で有名なイギリスの3人組バンド、The Dream Academyの1987年発表の2ndアルバム Remembrance Days に収録されているのがこの曲「Power To Believe」。 1stアルバムがヒットしたので、2ndアルバムへの周囲の期待は…

ケーシー・ランキン 「漂流~スカイハリケーン~」

1983年に放送されたTVアニメ「超時空世紀オーガス」のオープニングテーマがこの曲。作・編曲と歌は、SHOGUNのヴォーカル担当だったケーシー・ランキンによるものです。 こちらはアニメのサントラのジャケットだそうです。 現在サブスクで聴くことができるの…

Mike Oldfield アルバム紹介 その6:QE2

当時、Genesisのアルバムでも共同プロデュースを手掛けていたDavid Hentschelを共同プロデューサー/エンジニアに迎えて制作された1980年発表のアルバム QE2 では、前作 Platnium から始まったポップミュージックへの接近がさらに顕著になってきました。前作…

キーボードソロがある曲(その6):Don Henry 「Sunset Grill」

いかにも1980年代といったシンセサイザーの洪水のような曲。この曲「Sunset Grill」が収録されたアルバム Building The Perfect Beast がリリースされた1984年ごろと言えば、ヤマハのデジタルシンセDX7が発売されたころで、まだ主力のシンセはアナログだった…

Kansas 「No One Together」

アメリカのロックバンドKansasのサウンドは、ギターのKerry Livgren、ヴォーカル/キーボードのSteve Walsh、ヴァイオリンのRobbie Steinhardtの演奏が個性となっていて、1970年代後半にアメリカンロックとプログレッシヴロックの要素を融合させた独特なサウ…

Styx 「Half Penny, Two Penny」

前回紹介したZebraのようなアメリカのロックバンドで、ハードロックがベースだけど、キーボードでシンフォニックな色付けをしているようなサウンドは、昔は「プログレハード」と呼ばれてました(たぶん日本独自のジャンル分け?)。 Wikipediaの「アメリカン…

Zebra 「Who’s Behind the Door」

Zebraはヴォーカルとギターを担当するRandy Jacksonを中心としたアメリカの3人組ロックバンドで、1983年にアルバム Zebra でメジャーデビューしました。この曲「Who’s Behind The Door」はこのデビューアルバムに収録された曲で、彼ら最大のヒット曲です(と…

Peter Gabriel 「Games Without Frontiers」

Kate Bushがこの曲の中でフランス語で歌っている歌詞 "Jeux sans frontières" を英訳したものが "Games Without Frontiers"。 Peter Gabrielの1980年のアルバム Peter Gabriel 3 に収録された曲のタイトルです。これは同名のフランスのTV番組をモチーフにし…